こんにちは。
トレ塾コーチの梅田です。

サッカーの試合の勝敗というものは、様々な要因が複雑に入り混じって決まります。

みんながベストパフォーマンスが出せても、なかなかゴールが決まらなかったり、
自分たちが練習を一生懸命頑張ってきても、相手がそれ以上に頑張ってきた場合は、
勝利を逃してしまうこともあります。

そんな中、各選手がやるべきことは、
「今この瞬間この瞬間を最大限にプレーすること」だと思っています。

試合の最大の目的は「チームの勝利」であり、
まずはここをブラしてはいけません。
自分が良いプレーをすることや、自分が目立つこと、周囲の選手のミスを指摘することではありません。

目的の達成のために、チームメンバーで力を合わせることは必要なのですが、
力を合わせるというのは、
「任せあい」や、「なすりつけあい」ではありません。

それは各選手の「今、この一瞬にすべきことをしっかりやる」ということの総和です。

これらを実行するために、
よく見かける間違えが2つあります。

それらは
・失敗やミスのあとに点を仰いだり、地面を蹴ったり、失敗したことを後悔する素ぶりをする
・仲間のミスにため息をついたり、仲間を非難する言葉を出したるする。

これらに自分や仲間を鼓舞する目的が含まれているときは意味がありますが、
そうではない場合は、全くやる必要はありません。

その時に、その選手の集中力も一度切れますし、その分の時間も無駄となります。
仲間にも気の緩みを伝えてしまいます。

こういったことが平気で出てくる選手は、精神的には、「忍耐力」が低いと思いますし、「献身性」に乏しいと思います。

一方、上記の各選手の「今、この一瞬にすべきことをしっかりやる」チームは、非常に強いと言えます。

自分がミスしても引きずることなく、次のプレーを全力で行い、
仲間がミスしても瞬間でみんなが切り替えボールを奪い取る行動に出て、
疲れてきてもみんな走りスペースを埋め合います。

こういったチームが、
常勝したり、ジャイアントキリングを起こしたり、
本当に強いチームなのではないかと思っています。

この根底のチームワークというものの起点は、
「ひとり」「ひとり」にあると考えます。

トレ塾コーチ
サッカー・フットサルトレーナー
梅田卓也