こんにちは。
トレ塾コーチの梅田です。
今日は、
「子どもが自主的に練習に向かうために」
について書きたいと思います。
「もっと自主的に練習してほしい」
サッカーをしているお子さんを持つ保護者の方なら、一度はそう思ったことがあるのではないでしょうか。
「練習しなさいと言わないとやらない」
「家ではボールを触ろうとしない」
「もっと上手くなりたいと言う割には、自分から動かない」
そんな姿を見ると、つい、
「もっと練習した方がいいよ」
「上手くなりたいなら自分でやらないと」
と声をかけたくなると思います。
でも、ここで一つ考えてみてください。
子どもが練習しているのは、
「自分がやりたいから」でしょうか?
それとも、
「やらないと怒られるから」でしょうか?
同じように練習しているように見えても、この違いはとても大きいと思います。
自主性というのは、誰かに言われて身につくものではありません。
むしろ周りの大人が先回りして、
「今日は練習したの?」
「もっとやった方がいいよ」
「〇〇君は毎日練習しているらしいよ」
と言い続けることで、いつの間にか
「練習=自分がやりたいもの」
ではなく、
「練習=やらされるもの」
になってしまうことがあります。
では、子どもが自主的に練習へ向かうためには何が必要なのでしょうか。
僕は、大きく3つあると思っています。
1つ目は、本人の中に「こうなりたい」という気持ちがあることです。
「もっとドリブルが上手くなりたい」
「試合で点を取りたい」
「レギュラーになりたい」
「憧れの選手みたいになりたい」
目標は大きなものでなくても構いません。
大切なのは、その目標が大人から与えられたものではなく、本人の中から出てきたものかどうかです。
ここで、ぜひお子さんに聞いてみてほしいです。
「今、サッカーでもっとできるようになりたいことは何?」
すぐに答えが出なくても大丈夫です。
自分で考えること自体が、自主性のスタートになると思います。
2つ目は、「できた」という経験を増やすことです。
自主練習というと、
「毎日30分やる」
「100回ボールを触る」
など、量を求めたくなります。
でも最初は、5分でも十分だと思います。
5分練習して、
「昨日より少しできた」
その小さな成功体験が、
「もう少しやってみようかな」
という次の行動につながります。
大人でも、何をやっても上手くいかないことを毎日続けるのは大変ですよね。
子どもも同じです。
できないことばかりを指摘するより、
「前より良くなったね」
「今のタッチ良かったね」
と、自分の成長に気づけるような声かけをしてあげることが大切だと思います。
そして3つ目は、大人が「やらせすぎない」ことです。
少し意外に感じるかもしれません。
でも、自主性を育てたいのであれば、子どもが自分で考える余白を残しておく必要があります。
「今日は練習しないの?」
と言いたくなった時、一度だけ待ってみる。
「何を練習するの?」
と答えを教えるのではなく、
「今日は何をやってみたい?」
と聞いてみる。
そんな関わり方も、自主性を育てる一つの方法だと思います。
ここで、もう一つ考えてみてください。
私たち大人は、
「自主的に動いてほしい」と言いながら、
子どもが自分で決める前に、答えを出してしまっていないでしょうか?
自主性を育てるというのは、
「何も言わないこと」
ではありません。
子ども自身が、
考える。
決める。
やってみる。
失敗する。
また考える。
その過程を、大人が少し離れたところから支えてあげることだと思います。
もちろん、いつも自主的に練習できる子ばかりではありません。
疲れている日もありますし、遊びたい日もあります。
それも含めて子どもです。
だからこそ、
「今日練習したかどうか」
だけを見るのではなく、
「この子は今、何を目指しているんだろう?」
「自分で考える機会をつくれているだろうか?」
「結果ではなく、行動や成長を見られているだろうか?」
そんな視点を大人が持つことが、子どもの自主性につながっていくのではないかと思います。
子どもがいつか、
「練習しなさい」
と言われなくても、
「ちょっとボール蹴ってくる」
と自分から外へ出ていく。
そんな姿をつくるために必要なのは、たくさん練習させること以上に、
「自分でやりたくなる環境をつくること」
なのかもしれません。
トレ塾コーチ
梅田
