こんにちは。
一宮・稲沢・北名古屋市開催。動ける体で選手のレベルを上げるサッカースクール、トレ塾です。
私が関わっている小学生選手に起きた出来事です。
数日前、その選手と少し時間を取って話をする機会があったのですが、
その選手の1つの目標にリフティング100回できることというものがあることを知りました。
その選手にこれまでの最高回数を聞くと32回と言っていました。
私は、その選手の最近の練習の取り組みや
サッカーに対して前向きに取り組んでいる様子を知っているおり、
リフティング100回だったら今のその選手であればすぐできるようになると感じました。
自分でリフティング練習することが苦痛でないことが確認できたので、
敢えて期間を設け、それまでに一生懸命やってみてよと声掛けしてみました。
そうしたら翌日、64回できるようになったと、
またその数日後には82回できるようになったと。
このブログを書いている今はもう100回できるようになっていかもしれません。
(たぶんできるようになっていると思います。)
その選手が悪いというわけでは決してありませんが、
その選手はこれまでできたらいいなぁというくらいの考えだったのだと思います。
「できたらいいなぁ」くらいの考えのうちは、人は本当の力は発揮しません。
これが、「よしやってやろう!」「やらなければならない!」となったとき人は本当に力を発揮するのです。
私のと会話で、その引き金に上手く刺激がはいり、
本人の中で中でよしやってやろうと思えたのだと思います。
「その気になったのです。」
その気になれば強いです。
100回いくことはすぐですし、
そのままさらに目標値を上げて200回、500回、1000回と行くかもしれません。
(私自身がリフティングをただ数だけ増やすことに価値をおいていないので、目標の方向性は変えるかもしれませんが…)
今回は、その気になった選手の、良い例を書きましたが、
なんでもかんでも、目標や期限を決めてれば良いわけではありません。
今の状況ならそれが可能だと思える、
選手の状況把握をしなければなりません。
そのタスクが達成可能な選手の基礎技術や精神的な成熟度がなければ、
期限と目標は、ただのプレッシャーでしかなく、
逆に自分はやってもできない人間なんだと、アイデンティティ−が下がってしまいう恐れもあります。
こうなってしまったら後ろ向きな選手になってしまいます。
その気になったら勝ちですが、
そのためには良いやり方というものがあるわけではないと思っています。
その選手にあったやり方があり、それを周囲の大人が選定して上げる必要があると思います。
トレ塾コーチ
サッカー・フットサルトレーナー
梅田卓也